Contents
子どもと一緒に楽しめる映画!『メアリと魔女の花』について
本当は、自分が観たい映画を映画館に行って、ゆっくり観れたらいいなぁと思いますが、子どもも見ることができて、自分も見てみたらおもしろかったというのも、一挙両得感あって、嬉しいですよね。
『メアリと魔女の花』、テレビ放送もされましたが、ご覧になりましたか。
この映画ジブリじゃないんですよね。ジブリを退社した米林宏昌監督によるスタジオポノック制作の映画です。でも、ジブリ映画に関わった大半のスタッフさんたちで作られたんだそうです。
映画の中には、これは「ラピュタ」じゃないかとか「もののけ姫」かなとか、ジブリ映画っぽいところがたくさんあって、ジブリづけだった大人には、いろいろ気になるところもありますが、子どもはそんなことはお構いなしで、楽しめます。そして、観終わった大人も、結局楽しかったとなれるので、やっぱりこの映画はおすすめです。
まだご覧になっていない方、ぜひお子さんと一緒にご覧ください。
『メアリと魔女の花』おすすめの理由
おすすめ理由① 話の展開にイキオイがある
上映時間1時間42分があっという間に過ぎました。
メアリが森で夜間飛行という魔女の花を見つけると、ほうきに魔力が宿り、エンドア魔法大学へ。一度家に戻り、また魔法大学に行き、と展開が早いです。
そして、絵が美しくきれいでおもしろく、飽きることがありません。意味がわからない子どもでも、十分楽しんでいられます。
おすすめ理由② 声優さんがみんなぴったり
主人公のメアリ・スミスは杉咲花。
赤い館村の少年ピーターは神木隆之介。
エンドア魔法大学の校長マダム・マンブルチュークは天海祐希。
エンドア魔法大学の魔法科学者・ドクター・デイは小日向文世。
メアリの大叔母シャーロットは大竹しのぶ。
赤毛の魔女は満島ひかり。
ほうき小屋の番人フラナガンは佐藤二朗。
豪華キャストです。
今回、メアリ役の杉咲花さん、自然体です。ピーターが神木隆之介さんなのに、ピーターの活躍する場があまり多くなくちょっと残念でした。
マダム・マンブルチュークの存在感がすごいです。
天海祐希さんはルックスで存在感を感じる女優さんだと思っていましたが、声だけでも存在感を出せる、やはり実力派女優さんです。
ドクター・デイも完全にドクター・デイで小日向文世さんとは思わなかったです。
そして、大叔母のシャーロットは、ただの叔母さんではありませんでした。大竹しのぶさんならではの説得力ある語り。
ほうき小屋の番人フラナガンさんは、何度もメアリを助けます。彼がまたいいテンポを作り上げていて、名脇役俳優佐藤二朗さんでした。
『メアリと魔女の花』あらすじ(ネタバレ)
ネタバレになってしまうので、読まれたくない方は読まないでください。

メアリと魔女の花 [DVD]
メアリが森で夜間飛行という魔女の花を見つける。この花の近くにほうきがあって、花を1つ、手のひらで潰すと、ほうきに魔力が宿り、メアリは魔法を使えるようになる。
ほうきに連れられて、着いたところはエンドア魔法大学。
魔女の新入生として、校長先生(マダム・マンブルチューク)に大学内を案内してもらうことになる。
メアリは、魔女として、高い素質があると言われる。入学願書をもらうために校長室に入ると、そこでメアリの手の魔力によって、魔法の呪文の書を手に入れてしまう。
それを校長に見つかりそうになり、代わりにピーターの住所の書いたメモを渡す。
願書を持ってまた来るように言われ、帰る時に、ほうきに乗ると、夜間飛行の花の魔力の印が手にあらわれ、それを校長は見る。校長は、メアリが魔女ではなく、花の魔力によるものであることがわかる。
校長は、花を取り戻すために、ピーターの住所より、ピーターをさらう。
メアリのところに、ティブ(黒猫)が来て、校長からの便りでピーターとギブ(黒猫の恋人猫グレー)がさらわれたことを知る。
そんな時、ゼベディ爺さんがピーターを知らないかとシャーロット大叔母様を訪ねに来ていた。
シャーロットはメアリが一人で出かけて行く時に、落ちていた夜間飛行の花を見つける。
メアリは、エンドア大学にたどり着くと、すぐに変身実験用の小屋に入れられる。すると、そこには変身させられたギブと、ピーターもいた。
メアリは私には何もできないと思っていたが、呪文の書を持っていたことを思い出す。そこで、全てを元に戻す呪文を使って、動物たちはみんな元に戻る。
ピーターとも「一緒に帰ろう」と約束するのに、帰るところをピーターはまた捕まってしまう。
メアリは、助かったが、この後どうやってピーターを助ければいいのか、途方に暮れる。
ほうきが連れて行ってくれたところは、ほうきの持ち主の魔女の家だった。そこで、鏡の中からシャーロット大叔母様の声が聞こえてくる。
そして、マンブルチューク校長とドクター・デイはかつては優しい先生たちだったことを知る。しかし、夜間飛行という魔女の花の魔力に魅了され、2人はすっかり変わってしまった。魔力でなんでもできる力を手に入れようとしているのだ。だから、赤毛の魔女は、魔女の花の種を盗んで、逃げた。その赤毛の魔女は、シャーロット大叔母様だったのだ。シャーロットは、最後の夜間飛行の花をメアリに渡し、メアリに思いを託す。
メアリは最後の魔力をふりしぼって、エンドア大学へ向かうが、途中でマンブルチューク校長にカバンごと呪文の書も夜間飛行の花も奪われてしまう。メアリは、さっき小屋で助けた動物たちに助けられて、エンドア大学までたどり着く。
そこでは、ピーターに魔女の花を使った、最終変身実験が行われているところだった。魔力のないメアリにはもう止めるすべもない。しかし、変身実験は、成功しなかった。途中でおかしな反応を始めたのだ。そこで、メアリは実験によって魔力のあるピーターの手なら、呪文の書を使って、全てを元に戻すことができると気づく。ピーターの手を取り、呪文の書を触れさせる。全ての実験は終了し、2人は助かったのだ。
最後に、ほうき小屋の番人のフラナガンさんが、壊れてしまっていたほうきを直して持ってきてくれる。そのほうきに乗って、ピーターとメアリは赤い館村に無事帰ることができたのだった。